育休後コンサルタントを始めてから10年たちました

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育休後コンサルタントを始めて10年

2010年は、厚生労働省が「イクメンプロジェクト」を立ち上げた年です。
この頃から、夫婦がともに仕事も育児も協力してやっていくというライフスタイルが注目されるようになってきました。

わたしは、仕事と育児の両立に悩む方の声のリアルな声に、ずっと耳を傾けていました。
そこで、当事者同士が気持ちを共有する場が必要と感じたため、育休後トークというイベントを始めます。
それが2011年に育休後カフェに発展し、今では育休後カフェ・ファシリテーターを育てるところまでになりました。

一方、本当に変えなければならないのは組織の側であることも、最初からわかっていました。
こちらはサービス提供に結びつくまでに少し時間がかかりましたが、2012年から企業向けの研修を実施することが増えてきました。

当初は育休後職場復帰セミナーという、育休中または復帰後の社員向けのセミナーがほとんどでした。
ところが、受講者が異口同音にこういうのです。

「管理職にもこのセミナーを聞いてもらいたい」

育児をしている部下を持つ、管理職向けセミナーが始まる

そこで、管理職向けセミナーのコンテンツを作ったところ、2014年から依頼が急増。
管理職の皆さんの受講の感想はこうでした。

「育児中の部下には仕事を与えすぎないように、という話を聞かされるのかと思っていました。
ところが、過剰に配慮し過ぎず、本人の能力に応じて仕事をやってもらって欲しいという内容だったので、目から鱗でした。
さっそく、本人と面談して、仕事の割り当てについて相談してみます」

本人向けのセミナーの依頼もどんどん増えていき、そこに男性の育休取得者がちらほら入り始めました。

いよいよ男性社員向け育休取得推進セミナーも

そして2019年。

男性社員をメインターゲットとした、育休取得推進セミナーの依頼が、来るようになりました。
ちょうど、男性の育休取得者を100%にする企業が増え始めたのも、この年です。
現役閣僚が育休を取るのか取らないのか、についても話題になりました。

10年間の感謝をこめて

10年間、育児をしながら働き続ける方たちを目の前にして、育休後コンサルタントという、自分で定義した仕事をし続けてきました。
次の10年をめざす節目として、5月31日に、これまでやってきたこと、感じたことを、感謝をこめて皆さんと共有させていただくことにしました。

育休後カフェ「2020年に考える”子育てしながら働く”とは?」~育休後カフェ10周年記念イベント

会の後半は、前代未聞の状況を呈している、この2020年の仕事と育児について、パネリストの方と一緒にお話しします。

子育てしながら働くことにまつわる課題に取り組んでいる方にプラスになるよう、お届けしたいと思います。

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