「カフェに何を持って行けば？」2/3育休後カフェ＠中野区野方を実施しました

2013年2月3日2021年4月19日

東京都中野区で初めて、育休後カフェを実施しました。

日時：2013年2月3日（土）9:30-11:30
場所：中野区野方区民活動センター（野方WIZ）
ファシリテーター：育休後コンサルタント　山口理栄
幹事：末廣和歌さん

＜アジェンダ＞
9:30　幹事さんからごあいさつ
9:35　自己紹介 1お名前　~~2 子どもの年齢~~ （3お住まい）４仕事５参加動機
9:50 テーマ１ A、B：時間制限のある働き方での課題と対策
　　　　　　　 C、D：復職後の１日のタイムスケジュール
10:30　テーマ２　パートナーに感謝していること、改善してほしいこと
11:10　感想（全員）
11:20　ファシリテーターからひとこと
11:25　アンケート記入、解散
11:30　ランチ（希望者）

進め方

今回も前日と同様、約半数の方が育休中だったので、テーマ１は復職済みのA、Bグループと、育休中のC、Dグループとを分けて実施しました。
育休中グループには復職後の１日のタイムスケジュールを書いていただき、復職後の生活の具体的なイメージを想像してもらいました。それをきっかけに、１日のうちにやりたいことが全部できないとしたら、どうすればいいいのか？ということを話していただきました。

参加者の感想

・異業種の人と話すことがなかったので、刺激になった
・うらやましいと思える境遇の人にも実は悩みがあることがわかった
・パートナーにあらためて感謝したい
・子どもを置いて一人で参加できたのでストレスの解消になった
・共感がたくさんあり、自分の改善点がわかった
・会社、社会をかえることは難しいが自分が変わることはできる
・長期間育休を取っており復職が不安でたまらなかったが、少しだけ楽しみに思えるようになった
・１日のスケジュールが実感できた、復職にむけて前向きになれた
・一度仕事を辞めた人が再び仕事を始めるのは（育休者が復職するのと同じく）覚悟がいることがわかった
・問題が解決できた気はしないがみんな悩んでいることがわかり勇気づけられた
・上司と復職時の条件などについてきちんと話をしてみたい
・思いは共通であり発散する場が大切なことを再確認した
・悩みは同じようで実はひとりひとり違っている。自分の生活を見直すよい機会だった

ファシリテーターの感想

・テーマ２のときに、Bさんから

「出産後間もない時期に夫が『カフェにひとりで行ってくれば』と言ってくれた。そのとき「え？カフェに行くって、こんな格好でいいんだっけ、何を持っていけばいいんだっけ？どのくらいいてもいいのかしら』という状態だった」

という話を聞き、すごくわかる気がしました。
Bさんは出産前はいつも本を持ち歩いていて、時間があればカフェで読書することがよくあったというのです。
それなのに、「行ってくれば？」と言われて、どうすればよいかわからなかった。
産後の母親が、自分自身のために時間を使うこときれいに忘れてしまっていることを示すと同時に、パートナーの優しさがしみじみと感じられる、印象的なエピソードでした。

・今回は参加者の半分ぐらいが幹事さんの口コミで集まり、1/27の関内での開催同様、プライベートなネットワーク作りが上手な方があちこちにいらっしゃるなあと感心しました。また、参加者の中に、自分の身の回りの人に声をかけて助け合ったり職場環境を改善したりしている方がいて、「自助努力」が女性たちの中に根付いていることを実感しました。これからも、自らを助ける人を強力にサポートしていきたいと思っています。