「働くこと・子育てすること」〜自分らしい働き方・ライフスタイルって、何だろう〜 実施報告

育休後コンサル

一人の働く母親が、子育てしながら働くとはどういうことか、答えを求めて旅に出ました。その途中で出会い、きっかけをくれた二人に声をかけ「友人にもこの気づきを得てほしいので協力してくれませんか」と依頼したのです。

三人は、依頼人の思いを形にするために深く話し合いました。細部にいたるまでこだわって思いを表現した結果がこのイベントです。

目次

概要

■タイトル:「働くこと・子育てすること」 〜自分らしい働き方・ライフスタイルって、何だろう〜 〜自分の今を見つめ、自分の未来と話してみよう〜
■日時:2012年2月5日(日)10:00〜15:30
■会場:横浜市港南中央地域ケアプラザ 多目的ホール
■午前の部:講演 育休後コンサルタント 山口 理栄
■午後の部:グループトーク ファシリテーター:瀬田 すみ恵
瀬田 すみ恵 Sumie Seta ー チームビルディングジャパン
■参加者:25人

タイムスケジュール

9:40- 保育受付開始
9:50- 保育受付完了
10:00 -10:05  主催者、育休後コンサルタント、ファシリテーターあいさつ
10:05 -10:15  参加者自己紹介(各テーブルごとに)
10:15-11:30  育休後コンサルタント 山口による講演
11:30-11:45  質疑応答・午前の部クロージング

*** ランチタイム ***

12:55- 保育受付開始
13:10- 保育受付完了
13:15- 午後の部スタート 瀬田さんによるグループトーク
15:00- 1日のクロージング

午前:講演

「働くこと・子育てすること」
・仕事と子育ての両立
仕事と子育て最新事情
短時間勤務制度
パートナーとの協力
上司とのコミュニケーション
・仕事と子育ての17年
・質疑応答

・今回は、長時間子どもを預けて自分と向き合うことができる貴重な機会なので、仕事と子育ての両立のノウハウというよりは、もっと深いところにある「自分の原点」「ぶれのない軸」の部分をじっくり考えてもらうことを意識しました。そのため、ノウハウの部分はその部分で定評のある著者を紹介することでカバーしています。

・川崎市麻生区、横浜市南区、横浜市港南区でお話したときに聞きに来てくださった方が何名かいらしたので、自分自身の経験を元にした新しい内容を追加しました。

・質疑応答では質問が次々と出て、皆さんが真剣に聞いてくださったことがよくわかりました。

・アンケートの満足度は「企業での体験談だったためなじみがない」という理由で「やや満足」としたお一人以外は「満足」でした。

午後:グループトーク

下記のテーマごとにグループ分けし、3ラウンドのワールドカフェ。
3ラウンド目には最初のメンバーに戻る形。

  • 両立への模索
  • 子どもと離れたくない
  • 子どもより仕事
  • 復職後に対する不安
  • 短時間勤務

第3ラウンドで話し合った結果をグループごとに発表し、最後のチェックアウトは

「わたしは、◯◯を大切にして、△△をしていきたい」

このメッセージを一人ずつカードに書く。
椅子を丸く並べて全員の顔が見えるように座り、一人ずつ書いた内容を発表して終了。

・このセッションでは瀬田すみ恵さんが全体をリード。私は各グループを巡回し皆さんのお話にひたすら耳を傾けていました。

・ランダムに拾ったことば集:上司の理解がない/やりたいことがない/成果を上げなければ/フルに戻したほうがいいんじゃないのと上司に言われた/「その席わたしにちょうだい」と派遣社員が。。/派遣社員、バイト社員を残してごめんって先に帰るのが申し訳ない/割り切るしかない/子どもは保育園でいい経験をしてくるのでは/働き始めると自分の時間ができる/面談のときあれもこれもできるとは言わないほうがいい/上司とうまくコミュニケーションとろう/仕事は途中で切れない/早く帰れるかは周囲の理解次第/自分の強い意志/夫婦で生活をまわす/子どもの寝る時間が大切/仕事をすることで子どもに笑顔を見せられる

・「わたしは◯◯を大切にして△△をしていきたい」を聞いてびっくりしたのは、誰一人として「よくわからないのですが」とか「まだはっきりしないんですけど」とかいうよくある前置きを使わなかったことです。しっかりとカードを持ち、自信を持ってそこに書いたことを発表していました。大切にするもの、これからやっていきたいこと、その内容が一人一人違っていたことは、参加者が自分の気持ちに正面から向き合い、答えを探すことができた、そのあらわれだと思います。とても感動しました。

・最後に少しだけ時間をいただき、こんな話をしました。
「職場で肩身のせまい思いをしたとき、自分は間違っていないけれど主張しても無駄だから自分だけが我慢すればいい、という考え方はなくしていきましょう。職場やこういうイベントやネットで知り合った同じ境遇の仲間と情報交換し、より働きやすくなる工夫や改善の方法を前向きに考え、発言してほしい。子どものためにも正しいことは正しいと言える人になりましょう」

・午後の満足度は参加者全員が「満足」でした。

インサイドストーリー

・三人の打合せはアフターヌーンティーで!
主催者さん、瀬田さん、わたしの三人で顔を合わせての打合せは二回ともアフターヌーンティーで行いました。一回目の打合せではこんな会にしたい、という強い思いをなんとかおぼろげながらプログラムの形にまとめるところまで。タイトルや進行の細かい点はまだつめきれていませんでした。

二回目の打合せは本番の5日前。参加者がほぼ確定し、会のねらいも明確になっていました。このとき、参加して楽しかったねで終わるのはもったいないから次のステップをどうするのか宣言してもらったらどうか、という私の気持ちを話しました。お二人にも賛同してもらい、それがチェックアウトの時のカードにつながりました。
当日皆さんが使ったカードは、すみ恵さんが手作りしてくださったものです。自分の手元に残るからいいよね、という話でしたが、反省会では、一度全部並べて写真撮っておけばよかったね〜という話に。皆さん、カードを時々取り出して、思い出してくださいね。

・印刷資料は当日朝に横浜のKINKO’Sで印刷!
大慌てでございました。それにしても、KINKO’sの機械は涼しい顔して両面コピー&ホチキス止めをやってくれて、しかも1枚9円。あっという間にできてしまいます。おすすめです。
フェデックス キンコーズ・ジャパン 横浜駅西口店

・会場で借りたプロジェクターが冷却ファンの故障で使えず!
前回11月20日に「子育てしながら働くコツ」を同じ会場で実施したときには、念のためにマイプロジェクターを持参したが、問題なく使えたので今回は持参しなかった!
→次回から、代替の機械が借りられそうもない場所のときはやっぱり持参することにします。

今回は、いつもつかっているスライドのデザインを変えて、皆さんに楽しんでいただこうと思っていたので、本当にがっかりでした。しかし、画面がなかったら今日伝えたいことは伝わらないのか?と考えると、断じてそんなことはありません。沈んだ気持ちをひきずらないように切り替え、スライドを操作しない分皆さんの顔をよくみてお話しするように心がけました。

前回11月20日の内容はこちら
子育てしながら働くコツ@横浜市港南区

・思わぬトークが受ける!
自己紹介のときに「松田聖子さんと同学年です、テレビで見るたびに意識しています」といったら意外に受けてびっくりでした。みんなは自分と同じ年齢(学齢)のタレントを意識したりしないの?私は若いときから聖子さんと同じ学年である(しかも仲の良い子が聖子さんと同じ誕生年月日)ことを知っていて、親近感を持っていました。調子にのって調べたら、中井貴一さんも同期でした。

感謝

当日、早くからきて遅くまで会場の設営のお手伝いをしてくださった参加者の方には本当に感謝しています。ありがとうございました。また、保育を担当してくださったチームの皆さん、ありがとうございました。結果的に一度も呼び出しによる中断がなく、参加者はみな集中して自分と向き合うことができたと思います。
そして、参加者の家族の皆さんも日曜日に気持ちよくママを送り出してくださってありがとうございました。ママたちはそのおかげでパワーアップして帰ったと思います。これからも家族で協力しながら充実した毎日を過ごしていきましょう!

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