育児をしている部下を持つ管理職向けセミナーでは、
講義だけでなく、参加している管理職の皆さんに、
3人組でロールプレイングをしてもらうことがあります。
上司役、部下役に分かれて、いくつかの場面を想定し、面談の場面を演じるもので、
男性の受講者の割合が多いと、上司役、部下役ともに男性、ということもよくあります。
例えば、1ヶ月後に育児休業から復帰する女性の部下と、管理職の面談の場面では
女性部下の役を演じている男性管理職が、
「(家事、育児の協力を得るためには)うちのだんなの教育が必要ですね」
というセリフを大まじめに言っていました。
このロールプレイングは、それ自体に笑いの要素は全くないのですが、
終了後に行うフィードバック(上司役をチェック項目にしたがって採点します)では
笑いが起きる(はじける)ことが多いです。
講義とグループディスカッションだけでは堅い雰囲気になりがちですが、
笑うことでリラックスでき、本音ベースで話ができるようになります。
これからも、場面の数を増やして使っていきたいグループワークの一つです。