あなたはどんなアンコンシャス・バイアス(無意識の偏見)を持っていますか

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研修でアンコンシャス・バイアス(無意識の偏見)の紹介をしてみました

アンコンシャス・バイアス(無意識の偏見)とは、誰もが潜在的に持っているバイアス(偏見)のことです。

育つ環境や所属する集団の中で、知らず知らずのうちに脳に刻み込まれ、既成概念・固定観念となっていきます。

バイアスの対象は、男女、人権、貧富などさまざまです。

ふだん自覚していないため、それに気づいたときには、『え?わたし、こんな思い込みしてたんだ!」という衝撃を覚えるものです。

研修参加者が自分で気づいたアンコンシャス・バイアスとは

参加者が研修中に気づいたアンコンシャス・バイアスには次のようなものがありました。

・自分の職種は男性のほうが適性があると思っていた
・この職業はこの性別、というような固定観念を持っていた
・男性が1ヶ月育児休業を取ると聞いて驚いた自分がいた
・子どもが保育園で熱を出したときは母親に電話をするもの、という思いこみ
・「医師」と聞いて男性を想像していた
・外回り営業は男性がするもの
・雑用や飲み会の幹事は若手
・相手の年齢や性別で話し方を変えてしまう
・男性のほうが理数系に強い、という思い込み
・男性が残業していても心配されないが女性は心配される
・育児休業明けの人、と聞いて女性を想像していたが、男性だったので驚いた
・ネイルサロンや脱毛に男性が行くと聞いて驚いた

アンコンシャス・バイアスということばを初めて知った方にも、それがどんなものかわかっていただけた、という感触がありました。

一度、アンコンシャス・バイアスが自分にもあった、という衝撃を体験すると、それ以降はその存在に敏感に気づくようになります。

アンコンシャスが、コンシャス(意識できる)状態に変化すると、偏見の発動を意識的にくい止め、差別的な言動を抑えることにつながるのです。

興味を持ったかたは、関連の本がたくさん出ていますので、ぜひ一冊読んでみてください。

下記のサイトには、アンコンシャス・バイアスに関するリーフレットや動画もありますので、ご紹介しておきます。

無意識のバイアスコーナー|一般社団法人男女共同参画学協会連絡会

画像提供:PIXTA

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この記事を書いた人

育児をしながら働く人と組織を支援。
育休後アドバイザー養成、育休後カフェ企画、育児中社員 and/or 管理職向けセミナーを実施。
青山学院大学の青山・情報システムアーキテクト育成プログラムADPISA企画運営。
同大学の博士後期課程在籍。

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