ダイバーシティ&インクルージョンを実現するためには、話はどうしても長くなる。

「ダイバーシティ(多様性)&インクルージョン(受容)」が注目されるようになって久しいですね。
多様な人たち(ダイバーシティ)がそれぞれ受容される(インクルージョン)ことが、
組織運営のために必要だと言われています。

多様な組織では、それぞれのバックグラウンドが異なることも多いため、
コミュニケーションには時間がかかります。

たとえば、まったく別の職業から日本ラグビー協会の理事になった
ある女性は、競技経験の全くない素人でした。

協議団体に女性が少ないことがスポーツ界で問題とされたことをきっかけに、
白羽の矢が立ったそうです。

バックグラウンドを知らないからこそ、率直な質問ができる。

ひとつひとつ、素人といわれる人が、自分の感じた疑問点を聞いていたら
それはそれは時間がかかることでしょう。
しかし、それを経てようやく組織は公平性、透明性を獲得し、強くなれるのです。

ダイバーシティ&インクルージョンを実現するには、
異なるバックグラウンドから来る誤解や偏見を明確にしながら意思疎通をするための、
丁寧なコミュニケーションが必要不可欠なのです。

それがあってこそ、多様な個性を、組織を分断する方向ではなく
よりしなやかかつ強靭な組織にする方向に生かすことができます。

これからもわたしは、議論の場では勇気を出して、誤解や偏見を解きながら、
自分の意見を言えるように、ことばや表現の力をみがきながら、心がけたいと思います。

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この記事を書いた人

育児をしながら働く人と組織を支援。
育休後アドバイザー養成、育休後カフェ企画、育児中社員 and/or 管理職向けセミナーを実施。
青山学院大学の青山・情報システムアーキテクト育成プログラムADPISA企画運営。
同大学の博士後期課程在籍。

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