日刊工業新聞での木曜連載コラム「個を咲かす組織が伸びる 育休後を考える」全59回で見えたもの

2014年5月1日から2015年6月25日まで、日刊工業新聞でコラムを連載する機会をいただきました。

日刊工業新聞 Business Line ー 日本のモノづくりに貢献する

タイトルは「個を咲かす組織が伸びる 育休後を考える」です。

主旨は、育児をしながら働く社員が働きやすい組織にするためのヒントを提供するというもの。
715字で、Q&A形式にすることになりました。

1年間の予定だったので、全部で50回、毎週新しいものを出していかなければなりません。
そのため、「ネタのマトリクス」を作ることにしました。

マトリクスの縦軸は、トピックスです。
例えば、妊娠中、育休中、職場復帰面談、時短をどれだけとるか、男性の育休、マタハラ、などです。
これを、40個ぐらいピックアップしました。

横軸は、質問者です。
Q&A形式にするので、質問する人はだれか、ということを毎回明確にする必要があるのです。
例えば、人事、上司、本人、同僚、部下などです。

このマトリックスで理論上は200個ぐらいの組み合わせができますが、実際にはトピックごとに質問者が限られてくるので、意味のある組み合わせはそんなに多くありません。
しかし、結果的に59回ほぼ重複なく書けたのは、このマトリクスのおかげです。

連載の途中で、私あてに質問メールをいただいたことはとてもうれしかったです。
上司の方からの質問で、コラムを読んで自分の部下への対応がマタハラかどうか心配になった、ということでした。
メールを読むとマタハラには該当せず、部下のことをよく考えていることが伝わってきました。
その質問への答えを次週のコラムに載せることができました。
インターネットのリアルタイムのやり取りとは違った、新聞という媒体での読者との交流の楽しさを、感じることができたのです。

また、会社で新聞、雑誌などの管理をしている部門の女性からも、いつも読んでいます、という反応をいただくことがありました。

連載終了は少し残念です。
また機会があったら、こういったコラムの連載をしてみたいと思います。

一番の収穫は、715字の原稿を毎週書くことができた、ということです。
715字という文字数なら、書き始めて30分で書けることがわかったのは大きな収穫でした。
毎週、月曜日の昼までという〆切を自分に課し、月曜の午前中に執筆。
「書き始めて30分」ですが、書き始めるまでが大変だったのはいうまでもありません。。。

ともあれ、継続することが自信につながる、ということをあらためて実感できた大きな経験でした。

このコンテンツをこれからの仕事に活かしていきたいと思います!

画像:Michael SchwarzenbergerによるPixabayからの画像

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