育休後社員が6月病にならないために必要なこと

育休後コンサル
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6月病とは

5月病というのは昔からよく知られていますが、6月病というのは初めて目にしました。

新入社員だけじゃない!?迫りくる「6月病」ストレスの解消法(中土井僚) – 個人 – Yahoo!ニュース

育休後社員にもまさに当てはまる記事だ、と読み始めた直後から感じました。

育休復帰は、年間を通じて発生するのが自然ですが、実際には、特に都市部では、保育園の入園に合わせて4月、5月に復職するケースが全体の7ー8割を占めるようになっています。

そういった人たちは、子どもの病気などで最初は頻繁に休むことが多く、何とか落ち着いてくるのが6月ごろ。
本人も周りも、何らかの評価を下したくなるのがこの時期というわけです。

スムーズなスタートをきれた人もいるでしょう。
でも中には、成果を出したいがどうすればよいかわからない、という状況に陥っている人もいるのではないでしょうか。

記事の中で中土井さんは、

「評判を得なければ」というプレッシャーから来るストレスは、闇雲に頑張っても解消されません。評価をする人とそれを受ける人が、この2点についてしっかりすり合わせることで、そのストレスはかなり解消されるはずです。

と言っています。
上司との、期待と成果についてのすり合せが不可欠。
しかし、問題を整理せず、頭が混乱したまま相談しても、話がかみあわず、かえって評価を落としてしまいかねません。

そこで、中土井さんは

『上司への相談』という本番を迎える前に、2人のスパーリングパートナーの協力を得ましょう。

と提案しています。

これを読んで、ああ,そういうことか、と思いました。
私のところに、メールや面会で相談を依頼してくださる方に対して、私が果たしている役割は「スパーリングパートナー」だったのだと。

記事では、感情を落ち着かせるためのパートナーと、ブレストやアイディア出しに協力するパートナーの2人が必要とあります。
私に相談してくる方はこの両方のもやもやを、まずメールに書いて送ってきます。

私は、特に意識はしていませんでしたが、その両方に対応した返事を書きます。
つまり、まずは感情面でそれは大変な状況ですね、よくがんばってきましたね、と受け止める。
そして、会ったこともなく住んでる場所も勤め先も全く知らない相手がメールに書いてきた情報だけを元に、あらん限りの想像力を働かせ、どうしたらよいのかアイディアを出してアドバイスする。

面会相談の場合は、お会いしますし、より詳しい状況を聞けるので、なるべく実践的なアイディアを思いつく限りお伝えしています。

これに「スパーリングパートナー」という名前がつくとは、感激です。
しかも、一人二役やっていたのですね。

もし、自分も6月病かもしれない、と思った方は、感情面の整理と、アクションの整理をまずは自分でやってみましょう。
そして、家庭でのパートナー(夫や妻)、会社の友人、ネット上のコミュニティなどで相談することも、効果があると思います。

きっと出口はあるはずなので、あせらず、冷静に、行動してくださいね。

育休後コンサルタントができること

身近に相談する人が見つからない場合は、こんな形でお力になれるかもしれません。

育休後メール相談
育休後面会相談

また、お近くで育休後カフェが開催されるときは、そこで悩みを相談することができます。
育休後カフェは、まさにそういった話をするための場なので、ぜひいらしてください。

育休後カフェ

現在予定されている育休後カフェ

2014年6月14日(土)育休後カフェ@流山(流山市)
2014年6月21日(土)育休後カフェ@すくらむ21(川崎市)
2014年6月22日(日)育休後カフェ(名古屋市)
2014年7月6日(日)育休後カフェ@さいたま vol.7(さいたま市)
2014年7月20日(日)育休後カフェ for 教職員(千代田区)

育休後カフェが近くでは開かれない、という方は、オンサイト開催も可能ですので、ご相談ください。
育休後カフェ オンサイト開催

U理論と育休後の働き方

今回引用したブログ記事を書いた中井戸さんが紹介している「U理論」は、過去の延長線上にない問題を解決するための考え方です。
育休後の働き方というのは、少なくとも日本の企業においては、本人にとっても、企業側にとっても、どうしたらよいのかよくわからない課題。
まさに、U理論によって解決のヒントが得られるタイプの問題ではないか、と考えています。

私自身、まだ勉強を始めたばかりで、とりあえずこの本を読んでいるところです。
事例が豊富で、抽象的な考え方を理解するために、大変役立ちます。
特に、育児ストレスを抱えた夫婦、という例は、夫婦関係を改善する参考になるかもしれません。

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