育休からの職場復帰を迎えている方は、
不安な気持ちでいっぱいなことでしょう。
・１年以上のブランク
・育休中の異動
・上司が変わった
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などなど、さまざまな要因がありますよね。
そんな皆さんを迎える職場の方たち、実は、こちらもまた、
皆さんがどんな顔をして戻ってくるか、どれだけ仕事ができるのか、
正直わからないな、と思っているのではないでしょうか。
そんな両者の間を埋めるのは、直接会って、顔をみて、話すことです。
特に直属の上司との間でおこなわれるものは、「職場復帰面談」とも呼ばれています。
しかし、一体何を話せばいいのでしょう。
先日研修を行った会社では、職場復帰面談について聞いたところ、こういった状況でした。
・部署によってやっていたり、いなかったりする
・やっていても、内容はまちまち
・顔合わせだけで終わってしまった
これでは、せっかくの機会があったとしても、あまり有効ではありませんね。
そこで、「職場復帰面談シート」というものを作ってみました。
以下は、2013.3.30に発行したメールマガジン
【1995通信】さあ、育休後からはじめよう vol.29 の抜粋です。
（メールマガジンの登録はこちら）
※※※ 抜粋ここから ※※※
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職場復帰面談シートをコミュケーションツールとして
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育休後職場復帰セミナーで必ず説明し、時にはグループ
ワークで使い、本（※）のp106にも載せている職場復帰
面談シートについて、実際に使った方からこんな感想を
いただきました。
「復職にあたり、上司と職場復帰面談シートを使って面
談をしました。上司から、
『復職してからの仕事のことをそんなにしっかり考えて
いるとは思わなかった』
と感心したように言われました。」
シートがあると、口頭では言い出しにくいことでも
伝えやすい、という効果があります。
今まさに職場復帰する方、慣らし保育を経て近いうちに
復職する方、まだ間に合うようでしたらぜひ使ってみて
ください。
職場復帰面談シートの項目は下記の通りです。
必要に応じて追加，変更しながら使ってください。
面談日（年、月、日）
勤務開始予定日（開始済みの場合は「済」）
育児短時間勤務利用の有無
時短「有」の場合、利用する理由
時短「有」の場合、利用を終了する時期
子が１歳未満の場合、育児時間利用の有無
時短「無」の場合時間外労働除外申請の有無
勤務時間
保育園名
保育時間
保育園の送り迎えの体制
家族等の協力状況（パートナー、両親、その他）
通勤時間（保育園を経由しない場合）
繁忙時に時間外労働が可能か
時間外「可能」の場合、事前調整に必要な日数
休業中の職場環境の変化などで知りたいこと
仕事の内容、役割分担などへの要望事項
仕事を再開するにあたっての意気込み
育児休職中に学習や資格取得した場合はその内容
本人、子の健康状態など
その他、職場に知らせておきたいこと
書くことにより、自分がこれからどんな働き方をしたい
のかが整理され、肝がすわってきますよ。がんばって。
※※※ 抜粋ここまで ※※※
会社で両立支援が進んでいる場合は、こういったドキュメントが
あらかじめ用意されている場合もあります。
作ったけれども周知されていない、使われていない、
という場合もありますので、うちの会社あたり、ありそうだな、
と思ったら、人事に問い合わせてみるといいかもしれません。
友人、知人で育児休業を終えて職場復帰する人がいて、
不安をかかえているようだ、という場合は「職場復帰面談シート」
のことを教えてあげてください。
自分の能力を発揮でき、かつ自分らしく生活できる働き方
（＝自分の働き方スタイル）を決めるのは皆さん自身です。
うまくいかないことを周りのせいや、家族のせいにしている間は
いつまでたっても納得のいく働き方はできません。
決意と、覚悟をもって、リスクをとりながら、少しずつ、
自分の働き方スタイルに近づいていってください。
応援しています。
