6月26日(土)、Woman’s Visionワークショップ「働くママとタテヨコのつながり」に参加しました。
タテヨコのつながりというタイトルどおり、タテ:自分の年齢やWM歴の幅、ヨコ:仕事やバックグラウンドの幅、がそれぞれとても広くて、参加者みんなが新鮮な気持ちで活動を楽しめたと思います。
特に印象に残ったのは、2人の方が紹介してくださったライフチャート。
仕事での経験と、プライベートでのイベントの両方が、大きな一枚のチャートに書き込まれています。
横軸は時間軸ですが、縦軸は自分の感じたハッピー度です。
もし、同期入社で同じ会社に就職し、同じ年齢で出産した2人がライフチャートを描いたら、同じ形になるでしょうか。
たぶん、ならないでしょう。
なぜなら、縦軸がハッピー度だからです。
何をハッピーに感じるかは、ひとそれぞれに違います。単位も共通のものがありません。
現に、見せていただいたお2人のチャートは全く違っていて、お一人は上下に振り切れんばかりに振幅していたのに対し、もうお一人は台形のようなおだやかなカーブがほとんどでした。
これを見て、幸せを得るためには周りの環境より自分自身への問いかけが大切なのではないかと感じました。
自分はどうありたいのか。
そこから目をそらし、まわりから求められる役割だけで自分の生き方を決めると、きっと幸せを感じることができなくなると思います。
ワークショップでは、自分がどうしたいのかがつかめなくて迷いを感じている方もいました。
そのことで心配することはありません。
今、見つかっていなくても、いろいろな経験をするうちに、あ、これをやっているとき私は楽しいとか、こういう仕事だったらお金払ってでもやりたい、とか、こういう人の役に立てたらうれしいなあ、といった気持ちになることがあるかもしれません。そのとき、なぜそう思うのかをつきつめて源泉を見つけたら、それがいつもできる状況に少しずつ自分をシフトしていけばいいのです。
気がついたら45歳だった?全然OKです。30で出産していれば子どもは高校生ですし、35なら小学校高学年。子離れしながら、自分が一番幸せな状況を自ら作り出していきましょう。
ライフチャートから話がずれてしまった!
Woman’s Visionのスタッフのみなさん、ワークショップにいっしょに参加してくださったみなさん、どうもありがとうございました。
<参考>
ライフチャートと同じようなものとして、女性研究者の「マルチロードマップ」(=ライフチャート)を作る試みが行われ、Webサイトに掲載されています。
独立行政法人産業総合研究所 男女共同参画室 女性研究者マルチロードマップ
20代から50代までの25人の女性研究者が、思い思いのフォーマットで仕事と私生活の両方の軌跡をロードマップとして描いています。
25人中21人は出産・子育て経験者です。中には介護経験者もいて、一人一人の人生の重みを感じる内容になっています。
ぜひ参考にしてみてください。
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