職場復帰準備セミナー2<夫婦参加>〜それぞれのキャリアと家事・育児の役割分担の戦略会議〜
イーブルなごや(名古屋市男女平等参画推進センター・女性会館)主催の、育休後職場復帰セミナーを実施しました。
参加者はイーブルなごやに集まり、わたしは自宅からZoomで入り、講義をしました。
【開催日時】
2021年1月17日(日曜日)13:30~16:00
【場所】
イーブルなごや 第4集会室
【内容】
講義:仕事と育児を両立するための心構え
ワークショップ:
・パートナーの仕事と家事育児分担意識を知る
・仕事がある日の1日をシミュレーション
・マネーから考える人生のデザイン
当日は9組のご夫婦にお申し込みいただきました。
参加者からの質問
参加者からは下記のような質問や意見がよせられました。
・男性が育休をとっても、本人が何をすればよいかわからない状態では困る
・上司が育児をしていない世代だと、育児をすることを「仕事をやる気がない」というようにとらえられてしまう。世代間ギャップが大きい
・夫が家事、育児に気づかないので、なかなか任せられない
・時短の人が持ち帰り残業をしているが、管理職は本人が勝手にやっていると思っている。自分もそうなるのではないかと心配
特に「夫婦で家事を分担したいが、夫に全てやり方を教えるのが大変で、ここまでしないとやってもらえないのなら、自分でやったほうが早い。どうすればいいでしょうか」という質問がとても心に残りました。
「夫に家事のやり方を教えるのが大変」問題
この質問をされた方はパートナーと一緒に来ていて、終了後に残ってPCの前まで相談に来られました。
当日はあまりうまく答えられませんでした。
その後もずっと考えていて、ひとつ思い当たりました。
こういうタイプの男性は、仕事が忙しく、家にいる時間が短かったり、自分の時間や睡眠時間を優先しがちなのではないか。
そのため、家事にかける時間がないのです。
家事のやり方を調べたり、繰り返しやることで上手になったりする時間がないので、
やりたくない。
そのため、言われたときだけ自分で考えずに、最低限のことだけをやろうとするのです。
仕事が忙しいのはわかりますが、妻が家事をやってほしいと思っている以上、家事に使うための時間を確保するべきなのではないかと思います。
こういう夫婦にとって、男性の育児休業が今より取りやすくなることは朗報なのではないでしょうか。
出産後の一定の時期は仕事を休んで家にいられる時期があれば、こういったタイプの男性もじっくりと育児・家事に取り組めるようになります。
時間さえあれば、自分からやり方を調べて、もっとうまくやってやろうという気持ちも生まれてくるのではないかと思います。
子育ては長丁場です。
夫婦のどちらも育児をしながら仕事をキープすることで、家庭の経済的なリスクを下げることができます。
最初からうまくはいかないかもしれませんが、あきらめずに家事・育児の協力体制を作る努力をしていきましょう!
イーブルなごやによる講座レポートはこちらです。
「職場復帰準備セミナー2<夫婦参加>」のレポート
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