厚生労働省は、2016年度の男性の育休取得率は3.16%だったと発表しました。
過去最高、という見出しに強烈な違和感が。。。
確かに、前回の2.65%よりはわずかに上昇しましたが、期待はずれの数字です。
育児に関わる男性が増えている実感があるだけに、もう少し増えると思っていました。
ここで、数字が伸びない理由として思い当たることがあります。
それは、有給の「配偶者出産休暇」を設ける企業が増えていることです。
5日間程度の配偶者出産休暇に、有給休暇をつなげて合計2週間程度休む。
育休後職場復帰セミナーなどでお会いするパパたちは、かなりの人が実際には休みをとっているのです。
これは「隠れ育休」とよばれ、育児休業制度の利用としてはカウントされていません。
正直なところ、育休だろうが、隠れ育休だろうが、体裁はどうでもいいです。
ただ、パパにも最低1ヶ月以上は仕事を休んで、新生児の育児にどっぷり使ってほしいのです。
子育てとは人の命を預かることで、命と仕事とを天秤にかけることはできない。
当たり前のことのようですが、私自身、新生児の世話をして初めて、実感できました。
パパも、赤ちゃんの世話をすることで、心の底からそれを理解できるようになるでしょう。
ママと同じ目線で子育てをスタートでき、かつ、働き方改革に主体的に取り組む動機ができる。
そのためにも、連続して1ヶ月以上の育休(隠れ育休)にチャレンジしましょう!