女性管理職比率の向上が叫ばれる中、
「管理職をめざす女性のためのセミナー」
の講師を行いました。
3時間ずつ3日に分けたセミナーの
最終授業で、受講者全員に管理職宣言をして
もらいます。
受講者は、さまざまな企業から数名ずつ推薦された
20代から40代の女性で、未婚/既婚、
子どもがいない/いる、など
いろいろな属性の方たちでした。
目指す管理職像で一番多かったのが
「お母さんのような管理職」
です。
この「お母さん」というのは、自分のお母さんと
いった特定の存在ではなく、一般的な「お母さん」
を指しています。
最初、女性だからお母さん、というのはちょっと
安易ではないか?と思ったのですが、
よくよく考えてみると、「お母さん」というのは
とても幅広い可能性を持った言葉であることに
気づきました。
というのも、目指す管理職の具体的な姿として
「聴き上手」
「家族のように部下をまとめる」
「会社全体を支える」
「縁の下の力持ち」
「部下の成長を見守る」
こういった言葉がたくさん聞かれたのです。
これらを全体像として「お母さんのような」
と表すのだとしたら、それはそれでありだと思いました。
受講前には「管理職」に対して
漠然としたイメージしかなかった受講生が、
「お母さん」という言葉から、自分でも
目指せるかもしれない姿をイメージできた
ことは、大きな一歩です。
これからそこへ近づいたり、実際に管理職になったりして
そのイメージが変わったりしてもいいのです。
今、先へ進むために、イメージが持てた、
ということが大事なのだと思いました。
一方で、お母さん以外の管理職像も出てきました。
◯◯のスペシャリスト
バリバリ、行動力のある
信頼されるリーダー
私自身はこっちに近かったかも、と思い出しながら、
このイメージを持った方たちが管理職になったら
これまた、大活躍だろうな、と大変楽しみに思いました。