早稲田大学公共経営研究科の学外授業(講師:野木秀子先生)にて、講演の機会を頂きました。
概要
2012年度 早稲田大学公共経営研究科 学外授業
早稲田大学客員教授 野木 秀子氏
テーマ: 企業におけるWLBの実際と今後の展望
日時 2012年7月31日(火) 13:00-17:40
場所 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社 霞が関本社セミナールーム
参加者 早稲田大学大学院生 7-8名 + 企業人 計30名程度
タイムスケジュール:
12:30 開場
13:00-13:10 ご挨拶 早稲田大学 客員教授 野木 秀子氏
13:10-14:10 企業事例紹介
14:10-14:20 休憩
14:20-15:20 『仕事と子育ての両立:育休後社員の課題と対策』
育休後コンサルタント 山口 理栄
15:20-15:30 休憩
15:30-16:40 パネルデイスカッション
’WLBはどこまで定着したか?新たな問題とは?その解決策は?’
WLBに関する認知度はかなり高まり、推進もなされている。しかしWLBを単に時短ととらえる風潮などから、効果が出ないとされたり、景気の悪化や、TOPの交替などにより、経費節減の一環などで、WLB部門を縮小したり、廃止する企業も多いと聞く。ここで再度現状を認識し、さまざまな立場から考察する。
パネリスト:
(1) WLB推進担当
(2) 子育て、介護中などの最中で、制度を活用している立場
(3) 子育て、介護が終わって現在は制度を活用してない立場
(4) 独身、又は介護や育児の対象がいない立場
(5) 子育て中や、介護中の部下を持つ上司
各自5-10分ずつ述べ、その後、パネリスト中心にデイスカッション。
16:40-17:40 参加者自己紹介
本日の講演やパネルの内容に関して触れながら、パネリスト以外の参加者の自己紹介を行う。(一人5分程度)
18:00- 懇親会 名刺交換など
講演「仕事と子育ての両立:育休後社員の課題と対策」 by 育休後コンサルタント
このセッションでは、1年間にわたる20回の育休後カフェの開催実績をもとに、育児休業を経て仕事に復帰し、育児と仕事を両立している社員が、どのような悩みを抱えているのか、またそれを解決するにはどんなアプローチが有効なのかを考察した結果を発表しました。
講演で使ったスライドを下記に掲載しました。
参加者からは活発な質問が出たほか、「おもしろかった」という感想が多く聞かれ、ほっとしているところです。
今回の発表は、感覚に頼った分析がほとんどでしたが、もう少し論理的な考察をして、今後の企業での取組みに活かしていきたいと考えています。
感想
前半の企業事例紹介では、先輩女性社員のキャリアの変遷がひもとかれ、非常に懐かしい思いがいたしました。
後半のパネルディスカッションでは、パネリストの皆様が本音トークでそれぞれの立場からお話されたので、学生さんはちょっと面食らったかもしれません。
しかし、理想だけを述べていては、現状がうまくいっていない理由がよくわからないことになります。
そういう意味では非常に興味深い、示唆に富んだ講座であったことは間違いありません。
今後とも、こういった機会があったら積極的に参加し、その成果を企業内研修や個人向けのイベントで活かしていきたいと思います。