川崎市のすくらむ21で、小１の壁をテーマに育休後カフェを開催しました。
日時：2013年12月7日（土）10:00 – 12:00
場所：すくらむ２１
ファシリテーター：育休後コンサルタント 山口理栄
参加者：６名
＜アジェンダ＞
10:00 事務局からのごあいさつ
10:10 ファシリテーターあいさつ
10:15 自己紹介 1お名前 2 子どもの年齢 （3お住まい）４仕事 ５ 今日話したいこと
10:30 テーマ１ 小学校に入ってからのことで一番気になること
11:00 テーマ２ いまから備えておきたいこと
11:30 感想（全員）
11:45 ファシリテーターからひとこと/11:55 アンケート記入、解散
参加者の問題意識
・ママ友との関係
・学童に入れるのか
・仕事が遅くなりがちなため、変えることも視野に
・仕事を続けられるか
・今の仕事を一生続けていけるのか
・親はつい無難にいきたいと考えがちだがそれが子どものためになっているのか
小１の壁、どう備える、どう乗り越える？
今回のテーマについて、キーワードを提供しました。
小１の壁とは
（１）子どもの問題
（２）親の問題
（１）子どもの問題
・登校前の時間帯
親が先に出ざるをえない場合
・放課後の預け先
川崎市での預け先
わくわくプラザ
放課後児童クラブ
キッズベースキャンプ（東急）
他
（２）親の問題
・PTA、学童の保護者会、自治会の子ども会などの役割をどう果たして行くか
・入学時にママ友がいない
・子どもの安全をどう守るか（家の鍵、携帯電話、留守番のルールなど）
・子どもの教育方針、習い事、中学受験をどうするか
＜アドバイス＞
・「壁」とはいうが、乗り越えられない壁ではない。乗り越えるための階段があったり、ドアがついていたりする。
・問題の本質は、子どもの成長によるものであり、仕事をしていなくても発生する。
・子どもの意思を尊重することが大切。親が完璧に考えて用意したものでも、子どもが納得してくれないことがある。その場合はあきらめることも大切。
＜参考＞
さあ、育休後からはじめよう―働くママへの応援歌
４章 育休後の職場復帰（子育て編） p.86〜p.99
ファシリテーターの感想
話には聞いていましたが、小学生ママのつきあいはなかなか難しい面があるようです。
ママ友をつくるときには、すぐに仲良くならず、しばらく様子を見てから付き合う人を決めたほうがいい、というノウハウも語られました。
地域性にもよるようです。
必要以上に神経質になる必要はないと思いますが、少し心してかかったほうがよいかもしれません。
テーマとは離れますが、と前置きをして自分の仕事についてお話される方が何人もいたのが印象的でした。
仕事と育児を両立しながら子どもが小学校に入る手前までやってきて、少し気持ちに余裕ができたタイミングなのでしょう。
「この職場でこの働き方で、自分はこのままいくのだろうか。」
「なんとなく、今のままずっと、というのは違う気がする。」
一人で考えていても、答えが見つからなくて悶々とすることがありますよね。
そんなときは、いろんな仕事、働き方の人が集まる場で話し合ってみることで、ヒントが見つかることがよくあります。
大切なことは、これまで働いてきたキャリアはとても大きな財産であり、それを自分で過小評価しないことです。
今日は人材派遣会社にお勤めで、膨大な数の履歴書を見てきた方がいて、「十数年同じ会社で務め続けている、ということはそれだけで人材としてすごい市場価値がある」と教えてくれました。
事務系の仕事を長くやってきた方は、自分には専門性がない、と思いがちですが、世の中には、名前のついていない専門性がたくさんあるのです。
◯◯士とか、◯◯師という仕事ではなくても、高いスキルの積み重ねの上に成り立っている仕事がたくさんあるはず。
仮に、今ご自身がやっている仕事を、同じレベルで、大学を卒業したばかりの新人にやらせようとしたら、何ヶ月かかりますか？
そう考えたら、一言で事務といっても、実は生半可な仕事ではないことがよくわかるでしょう。
お子さんのためにも、自分の仕事には誇りと自信を持ってくださいね。
すくらむ２１での育休後カフェは今回で最後です。
参加の皆さま、ありがとうございました。
★育休中の方へ★
2014年1月19日（日）には、すくらむ21で育休後職場復帰セミナーを実施します。（12月10日から申し込み受付）
★育休後の方へ★
復帰してからのいろいろな悩みを話したい方は、横浜市のフォーラムで仕事と子育てグループ相談があります。内容は育休後カフェと同じです。
こちらへのご参加もお待ちしています。
2014年1月25日（土）10:00 -12:00 仕事と子育てグループ相談
2014年3月15日（土）10:00-12:00 仕事と子育てグループ相談
