すでに成人したうちの子どもたちが、異口同音に
「小さい時に本をたくさん読んでくれてよかった」
と言います。

具体的にどうよかったかは、あまり詳しく聞いていません。
ただ、少なくとも自分で本を読み、解釈することが苦手ではないこと。
それを、子どもの頃、親が読み聞かせをしてくれたおかげだと思っているようです。

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当時は、日々の忙しさから子どもの本を探す時間が限られていました。

そんなとき、保育園を通じて毎月配本されていた、福音館の月間絵本「こどものとも 0.1.2.」にはとても助けられました。

1996年5月発行のわかやましずこ作「てん てん てん 」は今でも覚えています。
1才半の上の子に、すがるような思いで読んでいたような記憶があります。
「絵本を読む時間が作れたよ、どう?親として合格でしょ?」
というような自己満足も、多分にあったでしょう。

「0.1.2.」のあとにも、こどものともシリーズは続きました。
当時はどうだったか忘れましたが、現在は2〜4才、4〜5才、5〜6才というように、シリーズが分かれているようです。

小さい子の本に特有の、ちょっと恥ずかしくなるような擬音語、擬態語も、次第に上手に読めるようになっていました。

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しかし、卒園して月間絵本が終わると、定期配本がなくなってしまいます。

膨大な絵本や子どもの本の中から何をわが子に?
だれかが、たしかな目で選んでくれたら楽なのに。

そこで見つけたのが、クレヨンハウスのブッククラブという定期配本サービスです。
子どもの年齢に合わせてコースがあって、月に1冊、本が送られてきます。
年間予定が最初に知らされますので、すでに持っている本があったら、別の本に変えてもらうことができました。

それらをベースに、ほかの本(かいけつゾロリ全巻、など)もたくさん買いましたが、少なくとも月に1冊は吟味された本が来る安心感はかけがえのないものでした。

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子どもの2段ベッドの、上の段にわたしが、下の段に夫が入って、それぞれの子に別の本を読み聞かせていた時期もありました。

読みながら、次第に本とちがうことを言い出して、ママ、ねちゃだめ、と言われたり。
あおむけになって読んでいた本が、自分の顔の上に落ちてきたり。

ハリー・ポッターシリーズも、全巻読み聞かせました。
持ち帰った仕事が手つかずであろうが、片付けが残っていようが、読み聞かせは最優先。
こうやって思い返してみると、寝る前に子どもと過ごす時間を、わたし自分が楽しみにしていたからこそ続いたのですね。

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子どもたちが将来、子どもを持つかどうかはわかりません。
でも、もしそうなったとして、同じように読み聞かせをしてくれたら、しみじみと幸せな気持ちになることでしょう。
それを、ひそかな期待としてとっておきたいと思います。

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