4月になり、保育園のクラスが一つ上がりましたね。

娘は、進級で担当の保育士さんが変わると、
しばらくは新しい保育士さんに警戒心をいだき、
なつかない子でした。
その様子は克明に連絡ノートに書かれ、
保育士さんに申し訳ない気持ちになり、
よく謝っていたことを覚えています。

1ヶ月以上たってから、ようやく慣れると、
そのあとは、べったり甘えたり、
たくさんお話をしたりしていたようです。

保育士さんも親も、そうなることが分かっていたので
落ち着いて対応することができました。
あの保育園だったからこそ、きめ細かく観察され、
対応もしていただけたのだと、今でも感謝しています。

さて、このエントリーを書いたのは、職場での皆さんの役割について
お願いがあったからです。

職場では、新たに育児休業から復帰してきた人を
見かけることと思います。

同じ部署だったり、同じフロアだったり、
たまにしか会わないけれど、◯◯さんが復帰してきた、と耳にしたり。

その人たちにとって、皆さんは「先輩ママ」です。

そう、たとえ入社年度は自分の方がぜんぜん後でも、
ママと名のつく世界では、子どもの年齢が大きいほうが
「先輩」なのです!

「後輩」ママたちの不安、皆さんも容易に想像がつきますね。
そこで、ぜひ、職場復帰おめでとうございます、と
声をかけてあげてください。

距離感が近い人なら、ほかの先輩ママにも声をかけて、
ランチに誘ってみてはいかが。

あまりよく知らない人でも、
「困ったことがあったら、何でも聞いてくださいね」
とひとこと声をかけるだけで、その人は救われることでしょう。

いろいろ気をつかって声をかけたのに、
期待した反応がなかったら?
そんなことは気にする必要はありません。
自分は、果たすべき役割を果たした、ということが大切です。
相手がそれをどう思うか、利用するかは、相手の問題です。

私が職場復帰した20年前、三つ下の先輩ママがいました。

自転車通勤をし始めた私。
坂道に苦労していました。

そんなとき、車で通勤するための制限が
保育園の送り迎えがある人に限り
緩和されることを教えてくれたのが、先輩ママでした。

そのおかげで、思い切ってペーパードライバーを返上し
車通勤に変えることができました。
これがどれだけ両立を楽にしたかは、計り知れません。
その後も、常に一歩先をゆく若い先輩ママには
前もっていろんなことを聞くことができ、感謝しています。

有志からのリクエストにより各地で開いている育休後カフェ(注)。
その有志とは、ほとんどすべてのケースで、
まだ子どもが1歳とか2歳の、先輩ママなんです。

自分が初めての育休復帰のときすごく不安だった。
たまたま参加した育休後カフェで、いろんな人の話を聞き、
自分を取り戻すことができ、不安も少し解消した。
後に続く人にも、その経験をしてもらいたい。

こういった動機で、こんどは自分が幹事になって、
地元で開催したい、と依頼してくださるのです。

10人以上の方からそんな依頼を受け、先輩ママの
「後に続く人を思いやる力」
には、絶大なものがある、と私は確信しました。
子どもを産んだこと、仕事に戻ったこと、それだけで
先輩ママには知らず知らずのうちに大きな力が備わったのです。

そういうわけで、皆さんが存在しているだけで、
新米ママ社員には大きな力になります。
ただ、皆さんの存在を知らない人もいるかもしれない。
だからぜひ、気づいたら皆さんのほうから声をかけてあげてください。
そして、もし可能ならば、職場の中に「ママコミュニティ」を作って
お互いに支えあえるようにしてみませんか。

今、会社の中に、40代後半から50代の、
課長、部長といったママ管理職がごろごろいたら、
もっと働きやすいのに、と思ったことがあるでしょう。
たぶんママだからといって甘やかされることは全くない。
でもいざというときは、
「すぐ帰りなさい、あとのことは私に任せて!」
と言ってくれる、頼もしいイクボス。
いてくれたらいいのにね。

でも10年後は、きっとそうなります。
皆さんが管理職になるからです。
そしてそれが、皆さんのお子さんが就職する時代には
どこでも見られるような、当たり前の光景になります。

自分が今いる場所でよく考えた行動をとることが、
娘、息子の働く環境をよくすることにつながるかもしれない。
そんな想像力も働かせながら、
戻ってきたばかりの、どこか不安そうなフレッシュママ社員を、
しっかり応援してあげてください!

注:育休後カフェ
育休後カフェ

★イベントのお知らせ
2015年4月5日(土)第11回ワーキングミューズサロン「自分らしい育児と仕事のバランスとは?」(キャリアトランプを使います)(東京都文京区)
2015年4月18日(土)育休後カフェ@戸塚(横浜市)
2015年5月10日(日)【小1の壁。どう備える?どう乗り越える?】小学生以上の子育てと仕事の両立セミナー(さいたま市)
2015年7月5日(日)子育てと仕事の両立のための親支援連続講座 子育ても仕事も大切にする、パパとママになろう! 第4回ワークライフバランスのある暮らし(志木市)

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