育休者や時短者を部下に持つ管理職研修(イクボス(注1)養成講座)では、ロールプレイングゲームを導入しています。

上司と部下の面談の形で行うロールプレイで、
3つのシナリオを約30分で実施します。

中でも、一番盛り上がり、かつ難しい!と言われるシナリオがこれです。

「時短勤務者と同じチームの同僚が、自分の負荷が重いことについて不満があり、上司に相談するケース」

例えば、部下役の人にはこんなことを言ってもらいます。

「時短の人は夕方早く帰るので、帰ったあとに起きた出来事を次の日伝えなければならず、負担が重いです」
「わたしは有給休暇もとれず、働いているんです」

日頃のうっぷんがあるのかどうかわかりませんが、
部下役(実際には管理職)の人のクレーマーぶりは、大抵の場合、非常にリアルです(笑)

このロールプレイングゲームは、時短社員の育成方法についての講義を聞いたあとに行うことが多いので、
上司役の人の気持ちは、自然と時短社員の味方に。
そのため、クレームしてきた社員を、まあまあといってなだめる、または説得する方向に話を持って行きがちです。

しかし、ゲームでの判定基準(上司役の人を評価する基準)には

・クレームを上げてくれたことに対して感謝する
・いつも時短社員をサポートしてくれていることに感謝する
・クレームしてきた社員にも、働き方への配慮が必要であればいつでも言ってほしい、と伝える

といった項目が入っていて、上司役の人は、周りの社員への心配りが大事なことに気づいてくれます。

感想を聞くと
「実際に経験したことがあります」
という方もいて、大変実践的な演習になっているようです。

今後もシナリオを増やしたり、ブラッシュアップしたりして、実効性の高い内容にしたいと思います。

ロールプレイングゲームの他のシナリオや、管理職向け研修については、下記をご覧ください。
管理者支援(イクボス養成)|育休後コンサルタント

注1
イクボスとは、共に働く部下・職場スタッフのワークライフバランスを考え、その人のキャリアと人生を応援しながら、組織の業績も結果を出しつつ、自らも仕事と私生活を楽しむことができる上司(経営者・管理職)のことを指します。

イクボスについてはこちらの記事もどうぞ。
「イクボス」が次世代の理想の上司になる時代|日経DUAL

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