皆さんは、自分の名前をいくつ使い分けていますか。

結婚して姓が変わっても仕事上では旧姓を使い続ける人が増えました。
一方で、新姓に切り替えてすべてそれで通している、という人もいます。
結婚して離婚した場合、結婚前の姓に戻す人と戻さない人がいます。
それぞれ、いろいろな思いがあり不便を乗り越えての決断でしょう。
(この記事では、夫婦別姓の是非について議論するつもりは全くありません。)

しかし、そういった事情は、仕事上であなたと付き合う人からは想像もつきません。
ビジネスの現場で大事なことは、あなた自身とあなたの名前が、一対一でしっかり対応していることです。

あなたの名前は、他の人からみるとこんなところに表れています。

・名刺に記載されている氏名
・名刺に記載されているメールアドレス
・メールを受信した人のメールボックスの「差出人」欄
・メール本文で名乗る「◯◯です」
・メール末尾のシグネチャ(署名)
・オフィス内で身につけている氏名証の氏名   

これらが全部一致しているかどうか、確認してみてください。

いただいた名刺を調べてみると、メールアドレスと氏名の不一致が散見されます。
これは問題です。なぜでしょうか。

組織でのメールアドレスの付け方は下記に集約されています。
(1)フルネーム(姓名または名姓)(+数文字)
(2)フル姓(+数文字)
(3)姓名の数文字ずつの組み合わせ

実際には、(1)と(2)がほとんどです。
これでわかるように、メールアドレスと名前(姓)はほぼ一致していることが普通になりました。言い換えれば、メールアドレスと名前(姓)が不一致だと別人であると思われやすい、ということなのです。

また、注意したいのはメールを受信した人のメールボックスの「差出人」欄に出てくる名前です。
これはお使いのメールソフトのアカウント設定で変更できますが、自分自身では目にしないため古いままになりがちです。自分宛にメールを出してみて、確認しましょう。

氏名証も大事です。
初めてあなたのオフィスで顔を合わせるとき、お客様はあなたの氏名証を見てメールや電話でやりとりしていた相手かどうかを確認するからです。

会社の規則が厳しくてどうしても上記全部を一致させることができない、という人もいるかもしれません。
変更できるけれど手続きに時間がかかる場合でも、とにかく申請はすぐに出しましょう。
長く使う名前なのですから多少時間がかかってもきちんと変更すべきです。
変更が終わるまで不一致の状態が続く場合は、融通のきく部分でカバーすることを考えます。

(例)「山口」で統一したいのに、メールアドレスが「稲田」(inada@******.com)である、という場合
   ー>名刺、シグネチャの氏名を山口(稲田)理栄 と表記する。

一方、職場以外では、PCの個人用メールアドレス(複数あることも多い)、携帯のメールアドレス、ソーシャルネットワーク(facebook、twitter、mixiなど)のアカウント名、ブログのIDその他いろいろなところでバラバラのアカウント名を使っている方がほとんどです。これを名前と一致させるということは目的や手間を考えたら意味がないことかもしれません。

(私の例)
PCの個人用メールアドレス:gmail,yahoo,rimnet
携帯のメールアドレス:docomo
ソーシャルネットワーク:facebook,twitter,mixi,クローズドなSNS
ブログ:hatena,他
合計 10 コ

しかし、もしあなたが本職とは別に個人名で社会的/経済的な活動、例えばワーキングマザー支援、子育て支援、被災地支援、市民活動、ボランティア、起業準備などをしていて、その分野で多くの人と交流しネットワークを広げたいと考えている場合には、本職のケースと同じように名前を統一することをお勧めします。

具体的には、個人的な活動で使う名前を一つに決定し、名刺を作ります。その上で、その名前をメールのシグネチャやメールのアカウント設定、ソーシャルネットワークのプロフィール欄で共通して使うようにしてはいかがでしょうか。メールアドレス、ユーザ名、アカウント名、IDそのものを変えるには手間と時間がかかりますが、プロフィール欄の書き換えは簡単です。

社会の中で名乗る名前は、あなたのものであると同時に他人が間違いなくあなたを特定するためのものです。あらかじめ想定される勘違いや混乱は極力避け、仕事その他の活動で着実に人脈を構築していきましょう。

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