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「あなたの会社にぴったりなワーク・ライフ・バランス施策はこれだ!」聴講報告

https://www.kayac.com/ ・本社は鎌倉にあり、近辺に住む社員が4割 ・1年に1〜2ヶ月はオフィスを海外に構える。2010年はベトナムへ。 ・サイコロ給、スマイル給、野菜給 ・ウルトラマン宣言:宣言した社員は業務量を削減できる。理由は勉強でも子育てでも何でもよい。役員が判断して認められればその社員は業務量を減らすことができる。 ・大切なのは共に働く人の価値観。採用の段階で価値観をそろえる、情報を公開する、といった方法で価値観の合った人が集まるようにしている。 <コクヨ株式会社> https://www.kokuyo.co.jp/ ・社員の年齢別分布を男女別に出してみたところ、人数構成として男性は30代40代が圧倒的に多く、女性は35才以上が非常に少ない。これにより、次の4つの問題点が明らかになった。  1.団塊ジュニア世代(コクヨでもボリュームゾーン)は15年後に仕事と介護の両立が必要となる。  2.2000年以降入社組はほぼ男女同数採用で現在出産ラッシュであり、「私たちはこの会社で子育てしながら働けるんだろうか?」という問題意識が強い。  3.投資済みの採用費・教育研修費が1,000万円/人に上るため辞められると大きな損失  4.(日本全体の問題)少子化による労働人口の減少  総合すると、少子化で労働人口が減っていく中で採用コストはますます上がる。  さらに、社員が辞めても優秀な学生は入ってこない。  ー> 今すぐ働き方を見直し、ワークライフバランスが実現できる職場にしなければ会社の将来はない。 ・「どんな人でもどんな時でも」女性や育児に限定しない活動 ・6ヶ月間パイロット的に特定の部署で取組実施(時間管理、コミュニケーションの活性化の徹底) ・営業部門で27%の労働時間削減と、3割の訪問件数向上を達成した。 <サイバーエージェント> https://www.cyberagent.co.jp/ ・社内ではワークライフバランスという言葉を使っていない。 ・ふた駅ルール、5年勤めたらどこでも?万円の住宅手当 ・生産性向上を目的とし、業務の無駄を洗い出すための棚おろし会議を実施。 ・人事が進行役で実施する棚おろし会議は、1回あたり2時間、「やめること」を決める会議。メンバーが楽しくできることが条件、ドーナツを差し入れるなど工夫している。マネージャーとメンバーとで、業務の優先度の認識に差がある場合、この会議でそれを修正することができる。 ・平均退社時間が40分短縮できた。 <スマイルズ> https://www.smiles.co.jp/ ・学校のような風土で、「働くと生きるを愉しむ」が目標。 ・交換留職:企業間人材交流。星野リゾート、フローレンス、広告代理店などと。 ・ファミリー制度:社員6人を一家族として互いにフォローし合う。資金も支給する。 ・社員が主催するワークショップ活動がさかん。 ・「チャーミングな会社作りプロジェクト」で長く勤められる会社屁の取組を実施。育児と介護との両立を想定し、カンガルー通信を発行、育児中、介護中社員のメッセージを掲載。 ・育自休暇制度がある。仕事を辞めずに好きなことをやっていい。 ・企業理念は生活価値の拡充。5感(低投資・高感度、誠実、作品性、主体性、賞賛)を大切にしている。 <モーハウス> https://www.mo-house.net/ ・育児休業制度がかえって復職を困難にしているのではないか。0か100かではなく、0から100までの働き方を可能にしたい。 ・育児休業でなく、「子連れ出勤可能」 ・容易に休む育休から、少しずつ働く育休へ ・のべ180名以上のスタッフが子連れ出勤をした。  → 専門職の資格を持っていて、いったん辞めて子育て中だけモーハウスで働くという人もいる ・ワークライフミックス、という考え方があってもいいのではないか。 <Q&A> Q:長時間労働の削減というと成果を上げたい職場から反感を買うのだがどのように解決したか。 A:時間圧縮と成果の向上とを一緒に考える(サイバーエージェント)、労働時間を短縮したい作業(見積り作成など)と増やしたい作業(顧客訪問)の目標を同時に設定した(コクヨ) <投票結果> なるほど!目からウロコ部門:モーハウス すごい!こんな会社で働いてみたい部門:カヤック よし、明日からやってみる部門:サイバーエージェント <港区ワーク・ライフ・バランス推進企業の紹介と各社あいさつ> ☆認定のメリットとして、広くPRされるほか、工事の入札の際に加点対象となる。認定は以下の3社。数の制限はないのでどんどん応募してほしい。 ・港シビル株式会社:https://www.minato-civil.jp/ やりがいをオーダーメードで。キャリア開発シートを導入し、5年後の理想の自分を実現することを目標としている。地域活動を社員教育の場にしている。 ・株式会社日設:https://www.nisetu.co.jp/ 働きやすい職場、風通しのよい職場を目指している。毎月26日をコンプライアンスの日とし、身近な違反を見逃さないようにしている。 ・株式会社菱熱東京支社:https://www.ryonetsu.co.jp/ モチベーション向上、メンタルヘルスケア。港区から認定されたことで、活動の重要性を社内に認識させることができた。 <全体を通じての感想> ・ワークライフバランスの取組を発表した5社のうち、4社は非常に若いベンチャー企業で、会社の理念そのものがワークライフバランスとなじみやすいため、わざわざワークライフバランスという言葉を社内で使う必要がない。しかし、こういった若い企業でも、放っておくとコミュニケーションの停滞やモチベーションの低下が起きてくる。それを、各社各様に工夫して活性化している取り組みがすばらしい。 ・コクヨは唯一100年以上の歴史を持つ会社。こういった会社で働き方見直しプロジェクトを発足するには、それなりの説得力のある理由づけが必要となる。それを、社員の人数分布と、社員が辞めることによるコストの損失で説明しているところは、多くの会社の参考になるだろう。 ・社内で活動を盛り上げるためにユニークな名前をつけている会社が多かった。サイコロ給、ウルトラマン宣言、せぼねグラフ、交換留職など。名前がもたらす効果について各社よく理解した上で、ねらって命名しているところは、さすがと感心した。 ・モーハウスの子連れ出勤は、仕事の効率という点で評価などが難しいのではと思い、光畑さんに質問してみた。回答は、採用の時に子どもと一緒に来てもらって、うまくできそうな親子かどうかを見ている、ということだった。ワークライフミックスは、一見よさそうだが簡単ではないので、目指す場合は熟慮の上踏み切ったほうがよさそうだ。 ・港区の認定企業3社の発表は、それ以前に出てきた企業とは異なり、地域密着型の古くからある中小企業。会場の雰囲気ががらっと変わった気がした。しかし、取組内容はやりがい、マニュアル化、ノー残業デー、地域交流、コンプライアンス、メンタルヘルスケアと、地味だがワークライフバランスの確保には欠かせないものだった。入札を少しでも有利に、と各社懸命に取り組んだ結果ではないだろうか。他の地元企業もぜひ参考にしてほしい。 ・実はワークライフバランスの推進は辛抱強く長期的に取り組まないと達成できない活動である。うちの会社では無理、と言わずに、ベンチャー型の会社も、伝統型の会社も、大企業も、中小企業も、できることから一歩ずつ進めてみてはどうだろうか。 ・司会の駒崎弘樹さんには、リアルでは初めてお会いしました。思っていたより若々しかったかも。。。これからもがんばってほしいです。 <関連サイト> Togetter – 2010/12/14「ワークライフバランス先進企業事例紹介」中継 ]]>

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