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「新しい家族のあり方、ネクストステージ」参加報告

CSR_SLTF_J.pdf ソフトランディング・タスクフォースに関するプレスリリース 概要 2010年10月7日(木) 14:00-19:30@ジャパンタイムズ社 主催:The Japan Times・株式会社ニフコ(ジャパンタイムズはニフコの子会社) 目的:キャリアを中断した女性が再就職することを支援する。 ・基調講演:スーザン・H・ルース(駐日米国大使夫人)  「現代の家族と変わりゆくライフスタイル-アメリカから得た教訓-」 ・パネルディスカッション 働く家族-日本の新たな現実 司会:仲條亮子(早稲田大学大学院ファイナンス研究科非常勤講師、丸の内ママカフェ主宰) パネリスト:安藤哲也(NPO法人Fathering Japan設立者)        渥美由喜(東レ経営研究所 ダイバーシティ&ワークライフバランス研究部長)       、マリーベス・ホリアイ(ネバダ大学ラスベガス校 リサーチャー) ・ライブ:ヘレン・モリソン ・ワークショップ:音楽座ミュージカル           「表現力パワーアップ・ワークショップ」           人は人と関わることで磨かれる ・ネットワーキング 印象に残ったことを記します。 <基調講演> ・申し込んだ時はまさか駐日大使ルース氏の夫人とは知らなかった。駐日大使ルース氏も会場に来られていた。 ・スーザンのお母さんは子育て後スーザンといっしょに大学を卒業し、74歳の今でも働いている。 ・日本の女性が出産時に仕事を辞めないで労働力となるだけで、日本のGDPは15%向上する。 ・女性はリスクに敏感でマルチタスクが得意。リーマンブラザーズがもしリーマンプラザース&シスターズだったら、あんなことにならなかっただろう。 ・米国では、労働者の差別禁止、同じ労働に対して給与の差別禁止が浸透している。 ・ジョンソン&ジョンソンは、オンサイトのチャイルドケアを実施している。 ・バンクオブアメリカでは、80%の労働者が何らかのフレキシブルワークスケジュールで働いている。 ・女性の活躍のためには、ロールモデル、メンターが必要である。 ・文化的には、ポップカルチャーや映画において働く母親、子育てする父親がしばしば登場し、普通に親しまれている。「24-TWENTY FOUR-」や、「フルハウス」など。 ・通訳のヘッドセットをつけずに聞いたので大まかにしか理解できなかったが、スピーチの態度、話し方が非常に素晴らしく、聞きやすかった。 ・「差別」に対して非常にセンシティブな国民性を感じた。不当な扱いを受けたとき泣き寝入りとか、がまんするとかをせずに、主張したり訴えたりしてきたのだと思う。日本人はそういうことをあまりしないことが現状のひとつの原因ではないか。 <パネル・ディスカッション> ・安藤さん:ファザーリングジャパンの紹介 ・渥美さん:育児休業の経験の紹介 ・ホリアイさんは30年前に来日し、25年前に結婚し、24歳と22歳の娘さんがいる。大大学在学中に子どもが生まれたので勉強を中断。娘といっしょに大学に通い、今は大学院で勉強している。 ・ホリアイさんの提言:以下の3つがあれば日本の女性はもっとよくなる。  -Management  -Innovation  -Entrepreneurship ・安藤さん、渥美さんのお話は、さんきゅーパパシンポジウムで聞いていた内容と大きくは変わっていなかったのですが、ほとんどの方は初めて聞かれたらしく、大うけ。特に渥美さんの公園デビューの体験談。 ・司会の、女性の甘え、フリーライダー(制度にただ乗りしまわりの迷惑をあまり考えない)の傾向についてはどう思うか、という質問に対して。  ホリアイさん:子どもには10代のころからベビーシッターやアルバイトをさせて自分の欲しいものは自分で買いなさいと言ってきたという。そういう経験から自立心を養うことが大切。  渥美さん:それよりダラダラ残業の高給取りのほうが問題。偽装バリバリ社員に メスを入れるほうが大切。  安藤さん:そもそも住宅ローンや医療、教育にお金がかかりすぎるので、中高年は能力に関係なく高給になってしまう。ドイツは都市部でも一ヶ月9万円で暮らせる。社会の仕組みを変えル必要がある。 ・ああ日本は変わった!と思えるのはどうなったときか?  ホリアイさん:男性が職場でお茶を出すとき。夫婦で自分たちのやり方を決められるようになったとき。  安藤さん:男性の育児休業取得が10%になったとき。  渥美さん:女性管理職の割合が増加したとき。 Q:長時間労働をやめるとサービスが低下するが日本人はそれに耐えられるか。 A(渥美さん):兵庫の取組みで小児科医を住民が招致し、受診の仕方を勉強して医師の長時間労働を防ぐ取組みをした。その結果救急患者が半減した。こういった事例もあるので可能だと思う。 Q:女性で、サポーティブファンクションでいい、という人がいる。そういう人に意欲を持ってもらいたい。 A:子育て中かそうでないかにもよる。本人の育てられ方、自立、責任、そういったことを考えてチャレンジしてほしい。 ・最後にひとこと。  安藤さん:少子高齢化は避けられないが、その中でも笑顔の家族を作っていきたい。   渥美さん:常々女性の敵は女性だと感じている。その点、イクメンは職場でも地域でも女性と女性をつなぐことができる。(10/5のクローズアップ現代でもおっしゃっていたこと)  ホリアイさん:日本は変わることができる、という自信をもっている。米国より日本のほうが変われると思う。同じ仕事なら同じ給与をもらうべき。でも働きたくない女性は働かなくてもよい。自分の子どもや人の子どものケアをする人はとても大事な存在。 そういう人をフリーライダーとは呼ばない。  司会:日本は世界の中でもなくてはならない国。その日本を私達一人一人が支えている。それぞれの人がそれぞれの責任を果たし、できることをしていってほしい。 ・感想:ルースさん、ホリアイさんの話に共通して出てきたのが、子育てが終わってから大学で学ぶ女性。米国ではたぶんよくあることなのだと思う。日本でも聞かないことはないが、非常に少ないのではないか。キャリアを中断しないのがもちろんだが、あきらめずに再チャレンジする人が増えてほしいと思う。 <ライブ> ・”If we hold on together” “Moon River” の2曲。歌がこんなに心にしみるというのは久しぶりの経験。ライブはいいなあと思った。 <ワークショップ> ・体を動かし、声を出すワークショップ。パフォーマンス、エンターテインメントの世界で働いている人のパワーにびっくりした。机上で考えているだけでは人間は変われないのかもしれない、と思った。 <ネットワーキング> ・私立女子大学のリカレント教育課程の話を聞いた。再就職を希望する30代、40代、50代の女性を教育し、就職先をあっせんしているそうだ。商工会議所に所属し、その関係で仕事を紹介するとのこと。就職率は高いらしい。そういった試みを女子大で行っているという話を直接当事者に聞けたのは収穫だった。 ・外資系の会社で女性があまりチャレンジしないというお話を聞いた。グローバル企業だが他の国の社員に比べて日本人にその傾向が非常に強いとのこと。待遇がよいこと、職種としてサポート系(秘書など)の社員が多いことも一因かもしれないが、本質的なところはまだよくわからない。今後、女性のチャレンジを促すにはどうしたらよいかを考えていきたい。 このイベントは主催の会社の方から紹介され、参加を決めました。依然として第一子出産後に6割以上の女性が仕事を辞めているわけですが、そこを何とか改善していきたいのと同時に、辞めても再就職がしやすい、育児期間をキャリアロスととらえずにそれ以前の仕事の経験を評価するような社会システムに変えていくことが必要だと強く感じました。 ]]>

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